プロジェクト事例紹介
高野山麓観光魅力向上プロジェクト
世界遺産に登録されている天空の聖地・高野山。開創から1200年以上たった現在も、心の癒しやスピリチュアルなパワーを求めて、日本国内、そして世界各国から多くの人が訪れています。「高野山観光魅力向上プロジェクト」は、そんな高野山エリアとその周りに広がるふもとエリアの新しい魅力を生み出し、発信するプロジェクトです。
プロジェクトに込めた想い
関西有数の観光地である高野山ですが、「若者に興味を持ってもらいにくい」・「リピーターの方の高齢化が進んでいる」など課題もあります…。そんな課題を解決するため、高野山に行ったことがない方々にも響く、新しい《高野山》をつくりたい――。このプロジェクトでは、同じ想いを持つ地元の方々と一緒に、リラクゼーションやアウトドアなどの新しい要素を取り入れることで、《高野山》とその《ふもと》をより幅広い年代や志向の方々に楽しんでいただけるエリアにすることを目指しています。
これまでの取組み
①駅舎の活用
【2019年11月】九度山駅・高野下駅のリノベーション「おむすびスタンドくど」・「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」
かつて、参詣道を歩く人々で賑わったふもとのまちに、参詣道歩きの拠点となる駅として2019年11月、九度山駅に「おむすびスタンドくど」、高野下駅には「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」をオープンさせました。この2施設は、鉄道の山岳路線≒現代の参詣道と山歩き≒古来からの参詣道を組み合わせた、高野山エリアの楽しみ方の新しいバリエーションを創出し、より堪能していただくための拠点としての役割を担っています。参詣道歩きのお供におむすびを食べ、歩いた後は、疲れた体を駅舎ホテルでゆっくり癒す――。このような過ごし方以外にも、今までの高野山観光にプラスして楽しんでいただけるスポットです。
「おむすびスタンド くど」WEBサイト
「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」WEBサイト
【2020年7月】極楽橋駅リニューアル 「はじまりの聖地、極楽橋。」
【2021年2月】
②プロモーション・キャンペーンの実施
高野山とふもとエリアについて、新たな切り口で魅力を打ち出すプロモーションやキャンペーンを様々なプレイヤーと共に行うことで、沿線内外の多くの方々に高野山に興味を持っていただく機会を創出していきます。
【2020年度】
【2021年度】
【2022年度】
【Ex:ジャパンコーヒーフェスティバル】
「高野山とふもと Japan Coffee Festival 2022・秋(2022.10.15-16)」の様子
2日間で計、1700人以上(※速報値)のお客様にご来場いただき、選りすぐりのコーヒーや清秋の高野山・高野山麓を楽しんでいただきました!
そのほかにも、当社では高野山とふもとの魅力向上を目指した施策に様々な取り組んでいます。詳しくは、以下のサイトをご覧ください!
「こうや花鉄道 天空」WEBサイト
「高野山ケーブルカー」WEBサイト
特設サイト「高野山とふもと」
地域の皆さまと~近頃のトピックス~
来訪されるお客さまに、世界遺産・高野山やその周囲の魅力・歴史を知ってもらいたい、堪能してもらいたいという想いの下、当社のみならず地域・まちの方々が独自に、あるいは連携をしながら取り組まれているトピックをいくつか紹介します。
(2022.08.03)
【株式会社DMC高野山】高野山デジタルミュージアムがグランドオープン
まちづくり会社(株)DMC高野山による、「心の解放の旅への入り口」をコンセプトにした高野山の豊富な文化資源の魅力や価値をより深く体感いただくための文化複合施設「高野山デジタルミュージアム」がグランドオープンしました。
(2022.07.28)
【一の橋観光センター株式会社】クラウドファンディングに挑戦中
名勝のご案内や名産品の販売・商品開発、レストラン等を営む一の橋観光センター(株)が、カフェ+ワークショップスペース+名産品のセレクトショップで構成する複合店舗「天風TERRACE」の開業に向けて、 資金調達の一助として、7月28日よりクラウドファンディングに挑戦中です。
(2022.05.24)
【高野町】ふるさと納税自動販売機の設置について
和歌山県高野町が、高野山宿坊協会に近畿圏初となるふるさと納税自販機を設置しました。
今後に向けて
これまでにふもとエリアにつくってきた新しいスポットの認知度は少しずつ高まってきています。そこで、今後は各スポットを回遊し、高野山・ふもとエリア全体を楽しんでいただけるような仕掛けを検討しています。 また、地元で活動されている方々や自治体と引き続き協働しながら、既にある観光スポットのさらなるブラッシュアップや新たな魅力の創出に取り組んでいきます。