プロジェクト事例紹介 泉北エリアのまちづくり 街びらきから50余年。高齢化が進み、ちょっぴり元気がなくなった泉北ニュータウン。「こんな風景になるといいな」と願って描いた“夢絵”を実現するため、ユニークな話題を住民自らが作り出し、駅前から街を元気にする活動に取り組んでいます。 プロジェクトに込めた想い 泉北ニュータウンでは、・人口減少・少子高齢化と若年世代のエリア外転出・一斉に建てられた建物の老朽化といった課題を抱えています。一方で、・近畿大学医学部および病院の移転・大阪府のスマートシティ重点エリア・泉北高速鉄道との合併による運賃値下げといった活性化に向けた機会もあります。沿線中核都市として、ニュータウン再生のパイロットモデルとして、サステナブルで魅力ある街にすることを目指して取り組んでいます。 これまでの取り組み ・泉ケ丘駅前エリアマネジメント2016年より泉ヶ丘ひろば専門店街を中心として駅前でのエリアマネジメントを開始。多角的なチャレンジで泉ヶ丘を活気あふれる街にするべく、様々なイベントを通して、周辺の商業施設との連携強化や駅前を表現の場として開放し、地域愛醸成や地域活動プレイヤー発掘など、「賑わいづくりのエリアマネジメント」を行っています。具体的には、市民マルシェ「つながるDays」、大学と連携したシニア向けイベントの実施、駅前事業者と連携をした南河内の高校生ダンス・ロックフェスタや家族向けイベントなどを行っています。また、「食」を通して人とつながる、新たなコミュニティ拠点「つながる食堂」もオープンしました。泉ヶ丘ひろば専門店街HP:https://www.izumigaoka-nankai.com/ ・泉北ニュータウンスマートシティ戦略2022年に公民連携でICTを活用し、より豊かに暮らせるまちにすることを目的とした「SENBOKUスマートシティコンソーシアム」を設立しました。コンソーシアム内の「モビリティ WG」の活動の一環として、泉北ニュータウン地域における住民の移動課題の解決と利便性向上に向けた新たな移動手段を検討するため、AIオンデマンドバスの実証事業を実施しています。また、ヘルスケア施策の一環として、泉北ニュータウン地域に根ざしたヘルスケアアプリ「へするまーと泉北」をリリースしています。本アプリでは、歩いた歩数に応じたポイントをもらえ、そのポイントで泉ヶ丘ひろば専門店街の対象店舗や泉北高速鉄道の乗車券として利用できます。 今後に向けて 沿線中核都市の中心として、泉ヶ丘の拠点性を向上させるとともに、泉北ニュータウンエリアの「暮らす・働く・訪れる」価値を高めるための取り組みを進めていきます。