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#イベントレポート

【イベント開催】あったらいいな、〇〇な電車。阪堺のイベント電車を考えてみよう!

子どもたちがイベント企画を考えて発表するワークショップイベント「あったらいいな、〇〇な電車。阪堺のイベント電車を考えてみよう!」を2023年7月1日(土)に開催しました。
自分が実際に参加してみたいイベント企画を考えてみる…。
夢みたいな話だけど、どうやって形にしたらいいんだろう。どうやって綺麗にまとめたらいいんだろう。
子どもたちからは一体どんなアイデアが出たのでしょうか?!

目次】
1.阪堺のイベント電車を知ろう!
2.チンチン電車を実際に見てみよう!
3.イベントのアイデア出しをしよう!
4.阪堺電車の社員に発表してみよう!
5.あとがき

阪堺電車の社員さんから、阪堺のイベント電車について教えてもらいます。
まずは「ちん電で味わう!本格寿司」というツアー型のイベント電車!
動いている電車の中で、寿司職人にお寿司を握ってもらって食べることができます。
回らない高級お寿司を電車の中で食べられると聞いて、子どもたちだけでなく保護者の方からも歓声があがっていました。
他にも、「利き酒ツアー」や「ボジョレーヌーボ解禁電車」など、電車の中でできる面白いイベントを沢山紹介してもらいました。
電車の中で食事ができるということ自体が子どもたちにはびっくり!
次のプログラムで考える「イベント電車」についての構想を膨らませていました。

「電車の中でイベント?」
「さっき見た写真だけでは実感が湧かないな…。」
そんな子どもたちの声にお応えし、阪堺電車の方がちんちん電車の案内をしてくれました。
電車に乗ったら車庫の中を一往復。
実際に電車が動く車内で、どんなイベントならできそうかを考えてみます。
電車の中に机が置いてある、不思議な光景。
しかも思ったより広い。色々できそうかも…?!
でもどうやって?
色々な考えが子どもたちの頭の中を駆け巡ります。

電車を一通り見学した後は、机に座ってアイデア出しの時間。
チームの皆でどんなイベント電車があれば乗ってみたいか、考えていきます。
今回は「食事を楽しめる電車」というテーマが決まっています。
 
「私ってどんな時に特別な食事をするんだろう?」
「どんな食事を電車で食べたら面白いかな?」
 
初めは口数が少なかった子どもたちも、先生からの質問に答えるうちに大きな声で沢山発言できるように。
質問表を埋めて、みんなが乗りたいイベント電車のアイデアにどんどん近づいていきます。
全部埋まるころには、アイデアの種でいっぱい!

次はシートを埋めてアイデアの種を一つの形にまとめていこう!
 
さっき色々発言したけど、自分のアイデアに自信が持てないかも。
そんな時は、チームのみんなのアイデアも借りてみよう。
 
「特別な日って誕生日だけかと思っていたけど、クリスマスもお正月も特別かも」
「特別なごはんって言われると難しいけど、好きな食べ物って考えると分かりやすいかも」
試行錯誤しながら、自分だけの「食事が楽しめるイベント電車」を考えます。
 
せっかくここまで来たんだから、自分だけの特別なアイデアを発表したい。
そんな想いでギリギリまでワークシートを埋める子どもたち。
 
どんな企画にまとまったのでしょうか?

ついにドキドキの発表の時間。
「頑張った発表」に選ばれたチームだけがご褒美の洗車体験と運転台体験ができると聞いて、子どもたちのテンションは最高潮に。
緊張とわくわくが入り混じった顔で前に立ちます。

今日はいつもの学校の先生やお友達だけでなく、阪堺電車の方も聞いています。
ドキドキ‥
子どもたちからは、「父の日に感謝を伝えるサプライズ電車」や、「とにかく斬新に、天井からお茶が降ってくる電車」、「つり革がプレゼントでいっぱいの、家族と乗るお誕生日電車」「関西の特産品を楽しめる電車」などのアイデア溢れるイベント企画が発表されました。
阪堺電車の方からも、「想像もしなかった面白そうなアイデアもあって感心した」との感想が。

全然知らないチームの仲間と、お父さんお母さんの前でいつもよりハードルの高い体験をして、ちょっぴり成長できた子どもたち。
特に多かった感想は、「みんなでがんばれたことが良かった。」というもの。
仲間と一緒にがんばったり、自分とは違う人のアイデアを知って受け入れたり、そんな体験ができたのではないでしょうか。

南海電鉄では、「家族にえがお+1」というプロジェクトを通じて、南海沿線を子育て世代が住み続けたくなる居心地のいいまちにしたいと考えています。子育てをする上での重要な要素って、どんなものがあるでしょうか?
子どもの健康、安全、生活環境、自主性…さまざまあると思います。

私たちは、「教育環境」も重要な要素であると考えておりますが、鉄道会社ができる「教育」は学校や塾で学べる知識には届きにくいところがあります。
そこで私たちは、「自分で人生を切り開いていくための力を身に着けることができる教育」に注力し、南海沿線の子どもたちが伸び伸びと自分の判断で生きていけるように成長することを願い、「あったらいいな、〇〇な電車。阪堺のイベント電車を考えてみよう!」を開催しました。

今回のイベントは、子どもたちがただ知識を身に着ける=インプットするだけでなく、それを生かしてアウトプットすることとそのプロセスの学びに重きを置いています。阪堺のイベント電車について知ってもらうこと=インプット、チームでアイデア出し合い自分のアイデアを形にして発表する=アウトプット、という構成です。
特にこの「アウトプット」に関しては自ら学ぶのは難しいと考え、それができる場としてイベントを開催しました。
今回参加してくれた11人の子どもたちに、少しでも成長を感じてもらえたら嬉しく思います。