Topicsトピックス #2023/12/07 11/25「ものづくり合説」を開催しました。 企業も求職者も、入社してから後悔しないように。社風や仕事が分かる「ものづくりワークショップ併設型」の合同企業説明会。 2023年11月25日に、学生や転職希望者を含む若手求職者向けに、「ものづくりワークショップ」が体験できる合同企業説明会をなんばスカイオにて開催しました。イベント名は「ものづくり合説」。その名の通り、技術が光るものづくり企業ばかりが13社集まった合同企業説明会です。南海沿線にはものづくりが盛んな地域が多くありますが、その中でも堺市は伝統的にものづくりが盛んな地域です。今回ご出展くださった13社は全て、堺市に拠点を持つ企業ばかり。「ものづくり体験を通じて働くイメージを掴みたい」「地元に近い堺市で働きたい」そんな求職者の方々約50名が参加し、企業と交流しました。(公式サイトはこちら。出展企業情報やワークショップ内容、プログラムの詳細をご覧いただけます。) オープンファクトリーと採用。その効果を生み出す「ものづくり合説」の工夫。 「ものづくり合説」の企画はオープンファクトリー※から着想を得ています。南海電鉄では、オープンファクトリーには従業員の意識改革などを含む社内向けの効果と、潜在求職者を含む参加者に対する魅力発信という社外向けの効果の2つがあると考え、応援を続けてきました。これまでの4年間、オープンファクトリーの応援をさせていただき沢山の沿線企業と関わらせていただく中で、社内向けの効果については実感できるエピソードをいくつかお聞きすることができていました。一方で社外向け、特に採用については効果に期待しているものの、まだ事例があまり無いように感じていました。そこで、いっそのことオープンファクトリーを求職者限定で開催してみよう!というのが「ものづくり合説」の始まりです。※オープンファクトリーとは…ものづくり企業が工場を一般向けに公開し見学・体験していただくイベント。詳しくはこちら。 こうばを訪れ、社員や職人さんと交流することで初めて伝わるものづくり企業の魅力 南海沿線のものづくり企業には魅力のある製品や技術に加えて、魅力のある人がたくさん働いています。どんどん新商品の開発を手掛ける企業や、製造業のイメージを変えようと社内風土の改革に取り組む企業、とにかく社長が面白い企業、etc…。しかし、これらの魅力は、採用条件や企業概要を全面に押し出す一般の合同企業説明会では伝えきれないと考えています。「ものづくり合説」では・ワークショップ併設型・1ターン30分という長めの設定の2つの工夫で出展企業と求職者がより深く交流し、求職者の皆さんに企業規模や就業条件だけでない「社風」や「働き手」の魅力に気づいてもらえるように設計しました。 働く魅力を伝える「ものづくりワークショップ」 出展企業の13社はすべて光る技術を持ったものづくり企業。それぞれ、自社の魅力が一番伝わるワークショップを準備して本番に挑んでくださいました。例えば堺市堺区で金属加工業を営む「小泉製作所」。なんば、しかも室内で金属の部品同士を溶接してミニチュアを作れる体験を準備していました。火花こそ飛ばないものの、普段工場で行われている溶接さながらの光が出ています。参加した求職者さんは、担当者から溶接のやり方について丁寧に教えてもらいながら、仕事についてだけでなく社風についての理解も深めることができました。 「浪速金属工業所」はものづくりの企画を一から経験できるワークショップを準備。1人の社員が商品の企画・原価や収支の計算・販売の営業までを行う中小企業ならではのやりがいについて、社長と若手社員(と言っても部長さん!)と交流しながら体験することができました。(企画した商品は、後日「浪速金属工業所」さんが実際に製作して、なんと自宅まで送ってもらえるそう!) 参加した求職者の声「実際に一度工場を見学してみたくなった」 参加した求職者の約50名の皆さまは「ものづくり合説」について何を感じたのでしょうか。アンケートから一部ご意見を抜粋します。・ものづくり企業の説明会に参加したのは初めてでしたが、会社のイメージをもつことができました。・堺市の企業と、そのものづくりについて知ることができ良い機会になりました。・実際に一度工場を見学してみたいと思いました。・多くの企業と近い距離感でお話しすることができました。・実際の商品や技術者の方からお話を聞くことができて、リアルな情報を得ることができました。交流ができたことや、地元の企業に出会えたこと、ものづくり業界について知ることができたとの好意的なご意見をいただくことができました。 出展企業の声「求職者との会話が多かった!」 「ものづくり合説」はこれまで南海電鉄が関わった採用イベントの中でも、企業満足度が高いイベントとなりました。出展してくださった企業の皆さまからいただいたお声も一部抜粋し掲載します。・ワークショップを体験してもらう事で、通常の合説より求職者との会話が多かったと思います。・通常の合同説明会よりワークショップにより事業内容を具体的に理解してもらえました。・若手求職者が求めている事が知れたから。 自社の事をより理解することができる、良い機会になりました。・他社と比較することで、イベントに対する姿勢(みんなでやってる一体感)を学ぶことができたのも良かったです。・合同企業説明会は初めての参加だったので、経験ができありがたかったです。南海沿線には、採用にまで手が回っていなかったり、やりたくても手法が分からない企業も存在します。求職者との深い交流に対する評価をいただけたことはもちろんですが、「ものづくり合説」を初めて出展する採用イベントに選んでいただけたことや、出展企業同士の繋がりが生まれていたことも大変嬉しく思います。 最後に…南海電鉄「ものづくり合説」担当者より南海沿線で働く人を増やすために 南大阪・和歌山を事業基盤に持つ南海グループは、「沿線の人口減少」という課題を抱えています。このような課題に対して長い時間軸で取り組むために、2018年に「南海グループ経営ビジョン2027」という長期ビジョンを策定しました。そのなかで重点戦略のひとつに据え、全社的に取り組んでいるのが「沿線価値向上による『くらす人』『働く人』『訪れる人』の増加」です。特に私たちは、#BIZ TAG NANKAI(沿線企業魅力共創PJ)という名のもと、沿線の企業の皆さまとともに沿線で働く魅力を向上・発信する施策に取り組んでいます。南海沿線には、組織改革や新規事業に取り組む意欲のある企業、そしてそれを支える魅力的な経営者・働く人がたくさんいます。就業条件などの、就活サイト上の文字だけでは伝わり切らない「企業の熱さや雰囲気」を少しでも多くの求職者の皆さまに知っていただきたい。このような想いから、企業と求職者の「交流重視」の合同企業説明会を2021年3月の「コタツ就活」を皮切りに、これまで5回開催することができました。これからも、どうすれば沿線企業の魅力をより多くの求職者に届けられるか試行錯誤を続けながら、採用支援施策を実施できればと考えています。 【ご案内】沿線価値向上施策や、採用支援施策、「ものづくり合説」等、南海電鉄の活動についてより詳しくお知りになられたい方は、当サイト「お問い合わせ」よりご連絡いただけますと幸いです。