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浪速・西成のオープンファクトリー「O-Round」視察会を開催！ #南海OF交流会 vol.4
靴と革のまち、なにわ・にしなりを舞台にした「地域まるごとイベント」として、2023年に発足した「O-Round」。
初年度は、皮革製品の展示販売会・ワークショップなどを集合型で開催しましたが、
2024年度からはオープンファクトリーの開催が決定。
これまでほとんど一般に向けて公開したことのない「こうば」を、公開します。
※2024年の開催日程は、11月8日（金）～10日（日）で、こうばの一般公開は8日（金）のみです。
※公式サイトはこちら：https://o-round-osaka.com/
南海オープンファクトリー※に加わっていただきました！
O-Roundさんと当社の出会いのきっかけは近畿経済産業局さんのご紹介でした。
「新たにオープンファクトリーが発足しているので、ぜひご紹介したい！」との情報をいただき、お会いしてみたのが始まりです。
O-Round実行委員の皆さまからの
「オープンファクトリーの具体的なイメージや開催目的が掴めていない」
というお声を受けて、南海オープンファクトリー※の企業みんなでO-Round参加企業の視察を兼ねた勉強・交流会を、O-Round実行委員の皆さまと開催いたしました。
※南海沿線にある5つのオープンファクトリー（FactorISM、泉州オープンファクトリー、ワークワクワク河内長野、和歌山ものづくり文化祭、O-Round）が集まったコミュニティ。
これまで、当社の主催により3回にわたり勉強会や交流会を実施しています。
とんとん拍子に話が進み、迎えた当日。
定員10名で、南海沿線のオープンファクトリー企業の皆さまを募集したのですが、
集まったのはなんと22名！
新しいオープンファクトリーへの関心の高さや、皆さんのオープンファクトリーに対する熱意が感じられます。
靴づくりを行う企業さんのこうば２件を見学したあと、
交流会という流れで開催されました。
まずはじめに見学させていただいたのは「サロンドグレー」さん。
主に革製の婦人靴・紳士靴を作っておられる会社さんで、 この業界にしては珍しく、直営店をお持ちです。
こうば内で、靴ができる一から十までを丁寧にご説明いただくとともに、
「革製品が実は食用肉の副産物で、本来捨てるはずの部分を利用しているためサステナブルである」ことを教えていただきました。
続いて、「松井靴製作所」さんの見学。
松井靴製作所さんは、元々靴をつくり、卸しておられるのですが、
グローバルな価格競争の中、地場産業として生き残っていくため、1日1組のみ受け付けるオーダーメイド靴のショールームを立ち上げられました。
今回は、そんなクリエイティブな新規事業のショールーム見学もさせていただくことができました。
（このショールーム、女性靴のヒール部分をイメージして建てられたそうです！）
こうば見学のあとは、勉強会です。
今年はじめてオープンファクトリーに挑戦されるO-Roundさんと、
既に開催の経験が豊富なオープンファクトリー企業の皆さんで、
開催して良かったことや、工夫などの議論が交わされました。
勉強会で出たオープンファクトリー企業さんのお声を一部抜粋して紹介します。
・世界情勢が変わる中で、問屋ではなく自分で魅力を発信する意義を感じ、オープンファクトリーを続けています。
・ものづくり企業さんは、すごい技術があるはずなのに情報発信が苦手。その魅力を広く発信できる場として、オープンファクトリーを活用しています。
・製品としてではなく、ストーリーとして伝えることができるのが、オープンファクトリーの最大の魅力だと感じています。
大阪市浪速区・西成区が日本の皮革産業の一大産地であること、皆さんはご存じでしたでしょうか。
あまり知られていない産地が、産地として一つになりアクションを起こしていく過程を目の当たりにできたことが、とても嬉しく思います。
いつか、日本だけでなく世界中に、南海沿線である大阪市浪速区・西成区が皮革産業の産地として有名になることを楽しみに、これからも応援を続けていきます。
